2017年 02月 12日
驚きのスペック 「NEEWER A6000」 |
皆さん、こんにちは。先ずは今日の水中写真から・・・ イラクポイントの水深14mほどのチビッ子ニチリンダテハゼ。3cmほどでしょうか?元気に育っています。ここはサンゴの下というか隙間というか?コンデジぐらいじゃないと撮影困難な場所です。1ガンレフの方はストロボの位置を少し気にすると綺麗に撮れると思います。このサイズは「怖いもの無し!」ほとんど引っ込みません。引っ込んでも直ぐに出てきます。これも新しいミレーレスで「ガシャコン」今日はそのハウジングのベールを脱がせます!
朝から大雨ではないかと思っていましたが、雲がそれほど発達せずに、低気圧はフィリピンから東の方へ離れています。これに伴いお天気が回復してきそうです(ほとんど崩れていませんが)今日初日のゲストさんも滞在中は晴天に恵まれそうですね! フィリピン周辺では雲の大量生産が可能な状況となっていますが、昨日の未明から少し落ち着いています。これも周期的に「少ない」になっただけで、今後、いつ熱帯低気圧や台風が発生するかは分かりません。リロアンエリアはまだ水温が低い状況と、風がまだまだ冷たいのでお天気も不安です。この風が「生温い・・・」になると乾季突入。気温も水温も透明度も上昇してきます。早ければそろそろ、遅ければ1か月半も先!全く分かりません!
何でシューアームではなくステーブラケットのシステムにしたかというとカメラとストロボの位置関係です。極力コンパクトにしたかったので、レンズの真上にストロボが来るようにしました。シューアームを介してストロボを接続すると、このようには行きません。 この微妙な位置の違いがコンパクトであるか?の差になります。しかし予算の面で考えれば、シューアームは3.000円ほど。ステーブラケット&アームとなると15.000円にはなることでしょう!僕は秘密の宝箱から出して、色々と組み合わせたのでお金はかかっていませんが!
世界最速AFとは言いながら、暗い環境には弱いのですが、今のところ水中ではターゲットライト無しでストレスなしでピント合わせしてくれます。このように魚の正面顔でも一発で撮れてしまいました。この1枚で逃げてしまいましたが・・・ ホワイトラインブレニー、これも約3㎝ほどの個体ですが、狙いと通りのボケ味になっています。交換式のマクロレンズを装着してこのハウジングに入ればいいのですが、ズームレンズしか使えません。12.078円って考えれば「仕方ない」
さて、お天気が下り坂化と予想しました昨日ですが、ちょっと修正しましょう!今朝は雲の多いリロアン村です。
↓ 新しく導入しましたミラーレス1ガン「SONY α6000」のハウジングレポ!
実は去年いらしたゲストさんがお持ちになっていたカメラが非常に気になっておりました。これまで何度となく考えていた「ミラーレス1ガン」なのですが・・・1月に買ってしまいました・・・
こちらが「sony α6000 16-50mmパワーズームセット」です。65.000円ぐらいでした。年明け後に60.000を切る勢いだったのですが、気が付いたら5.000円ほど上がっていました。しかしsonyのα6000などなど「キャッシュバックキャンペーン」をやっていたりするので、このセットで5.000円帰ってきます。ではなぜこのカメラを買ってしまったかというと、このハウジングが超お安く手に入ったからです。
こうして見てみると、普通のハウジングに見えますね。SEA&SEAやノーティカムなどのハウジングメーカーから、「物凄く」高いのがでておりますが、こちらのハウジングは「NEEWER」という中国の会社ですね。
実際に去年いらしたゲストさんが使用したのを見ていますし、実際に写真も撮らせていただきました。率直な感想は「コンデジのCANONの純正ハウジングみたいな・・・」シャッターがボタン式なので、ちょっと押し難い事は否めませんが、魅力はその価格です。amazonで購入しましたが、その価格、ナント!「12.078円」也 この価格で驚異のスペックをご覧ください!
ダブルOリング仕様になっています。グリスが付属されていないのですが、ノーティカムのハウジングよりもグリスは塗りやすい。そしてこの価格で・・・
リークセンサーが付いています。赤いコードの先に(ハウジング底部)金属板があり、そこが水で濡れることによって通電し、赤のLEDランプの点滅と、多分水中でも聞こえるであろうブザー音がします。この写真は金属板の部分を指で触れただけで、ご覧のように「水没感知」しました。
カメラ本体の使い方を完璧にマスターしたわけではありませんが、基本的な操作は全て出来ると思います。既に3ダイブしてきましたが、水中での不安要素はありませんでした。40m防水となっていますが、僕の場合そこまでの水深に行くことが無いので、ボタンやレバーなどが動かないなどもありませんでした。
最初はあきらめていた「マニュアル操作」も完全に行えます。十字ボタンの周りの「コントロールホイール」も普通に回せるので「絞り」を変えることも難しくありません。またカメラの上部にあるコントロールダイヤルもしっくりと回転するのでシャッタスピードの変更もスムーズでした。
またハウジング前面には光ファイバーケーブル用の差し込み口2個、ハウジング上部にはホットシューがあるので、シューアームでストロボやライトをつけることが出来ます。その場合でも水中では完全にプラス浮力なので、逆にオモリを付けないと浮いてしまって撮影が難しくなてしまうことでしょう。
ハウジングのポート先端部分にはねじ山が切ってあり67mm径のクローズアップレンズやワイドコンバージョンレンズの装着が可能です。今回はマクロ撮影してきましたが、INONのクローズアップレンズUCL165-67を装着してきました。次回は52mm径のフィッシュアイコンバージョンレンズをステップダウンリングを装着して試してみたいと思います。
ということで想像よりもかなりスペックの高いハウジングだと思います。唯一の問題点、難点はパワーズームレンズ16-50mmしか使えないという事!なので今回はJPEGにして、全画素超解像ズーム(2倍)を駆使してマクロ写真を少しご紹介しましょう。
F5.6(ズーム域を50mmにセットしたのでこれが最大絞り値)シャッタースピードは1/60~1/125ぐらい。ISOは200にセットしました。
という具合です。JPEG撮って出しです。なんの加工もトレミングもしておりません。思った以上に「いいボケ味」してくれます。これで老眼でなければ、メインカメラですね!今回は水中でターゲットライトは使用していません。このカメラは暗がりが非常に弱いとの評判ですが、非常にフォーカスが速かったです。
そうそう、こんなに安いハウジングなんですから1年に1回、新品を買ってもいいのでは!という発想でカメラシステムを構築しました。3セット買ってもSEA&SEAやノーティカムのポートとギア代より安いでしょ!
オリンパスの「TG-4+PT-056」の方が10.000円ほど安いですが、こちらのα6000方がミラーレス1ガンで良い色です。ボケ味もこちらに軍配!しかし超マクロ的な被写体だとTG-4が群を抜いてトップですね。内臓ストロボのみで撮影も出来ますしね。
色々と実写してこのカメラシステムの限界値を探してみようと思います。月末辺りにワイドに挑戦予定です。こうご期待!
by gocean
| 2017-02-12 08:16
| 今日のリロアン村